使っていない不動産がある!どうしたらベスト!
ニュースでも「空き家問題」が取り上げられることがあります。そこまで深刻でなくとも、使っていない不動産は世の中に意外とあるものです。もちろん、使っていない不動産を売却してしまうのもひとつの方法。小岩周辺で売買されている不動産も、一部はこうした使っていない不動産です。ただ、最近は不動産売却だけではない方法も模索されています。使っていない不動産の有効活用方法について土地と建物にわけて考えてみましょう。
土地の有効活用方法
まずは土地活用です。土地の有効活用策は、その土地上で何かをすることによる有効活用策が考えられます。もちろん、不動産売却に出してしまってもよいでしょう。更地の状態であれば、土地の活用方法にはいろいろな方法があります。ひとつずつみていきましょう。
売却する
有効活用、というと少し外れてしまいますが、土地を売却するのもひとつの手段です。不動産業者に持ち込まれる査定依頼の多くはこうした不要になった不動産になります。不動産売却さえしてしまえば、あとは管理などの問題も発生しません。手元にお金も残ります。その土地に未練や思い入れがなければ、手間のかからない方法です。
建物を建築して賃貸に出す
賃貸用のアパートやマンションを建築して収益を上げる方法です。駅前なら店舗やオフィス、幹線道路沿いであれば、店舗や倉庫も考えられます。小岩周辺でも売却するよりも儲かると考えるのか、アパートや賃貸マンションが増加しました。物件から収益もあがるため、土地活用の典型的な方法です。
駐車場として貸す
月極駐車場やコインパーキングとして貸す方法です。投資額が少なくて済み、現金収入もあることから駅前から住宅地まで広く利用される方法となっています。場所によっては安定した収益を得られるものの、建物を賃貸するよりは収益が小さいものです。一時的な利用方法としては用いられることが多くなっています。
底地として貸す
底地とは、借地権が設定された土地の所有権のこと。土地を貸し、その土地を借りた人が建物を建てるという活用方法です。土地の所有者には地代が入ります。契約が続く限りは地代が入ってくるため、安定した収入です。その反面、借地借家法の規制により土地所有者の都合で立ち退きを要求することが難しくなっています。
建物の有効活用方法
建物の有効活用方法は売るか、貸すかが代表的です。通常の不動産売却のほか、買取も対象となります。貸す場合には、通常の賃貸借があるほか、転勤などで帰ってくる場合にも対応できるのがリロケーションです。売る場合は土地に準ずるため割愛し、賃貸借とリロケーションサービスについてみていきましょう。
賃貸に出す
まずは一般的な賃貸借です。マンションの一室であれば、そのまま貸すこともできます。戸建住宅であっても、戸建賃貸が少ないことから物件によっては賃貸借に出すことも可能です。収益はその物件や立地条件に左右されるほか、一度貸すと定期借家契約でない限りは所有者の都合で立ち退きを要求することが難しくなっています。
リロケーション
転勤などで一時的に利用しないが、何年後かには戻ってきたい。その間の活用方法として注目されているのがリロケーションサービスです。定期借家制度を活用し、転勤期間だけ賃貸借に出す方法になります。転勤期間がある程度決まっていれば、有効な方法です。リロケーションサービスを専門に行う不動産業者も出現しています。
まとめ
今後も空き家をはじめ、利用しない不動産は増加することも考えられます。たとえ自分は不動産を持っていなくても、相続などで思いがけず所有することもあるのです。この不動産の有効活用の問題は誰もが考えないといけない時代となっています。どんな方法があるのか、あらかじめ押さえておきましょう。