不動産の売却!築古戸建は賃貸中でも売却できるの?
親が所有していた自宅を賃貸したが、亡くなって相続したけど家から遠くて管理もできないので処分したいといったたお悩みはありませんか。
空家であれば買取や仲介売却も簡単にできますが、戸建で賃貸中となると住宅ローンも使えず、他のローンもつかないので売却は難しいと思われるのではないでしょうか。
最近では、築古戸建を安く購入してDIYなどリフォームを行って賃貸する築古戸建投資も流行しています。
賃貸している間は収益を生みますが、築年数も古いのでそのまま持ち続けるのも不安だと思います。
こういった賃貸中の築古戸建は売却できるのでしょうか。
●賃貸中の築古戸建は増える傾向にある
近年では、都心に人が集まる傾向があり、実家を相続しても家に帰らない人が増えていたり、住めないような家だとそのまま放置されたりと空家が増える傾向にあります。
空家で置いておくのはもったいないので賃貸しているという方も多くいます。
又、そういった空家を格安で購入し、DIYや最低限のリフォームを行って賃貸する築古戸建投資を行っている人も増えています。
年金問題や副業ブームもあり、不動産投資家だけでなく、本業以外で収入を得たいというサラリーマンや主婦も参加して、築古戸建投資は非常に盛り上がっており、賃貸中の築古戸建は増える傾向にあります。
●賃貸中の築古物件の売却が難しい理由
賃貸中の築古物件は、空家や土地と比べると売却が難しいケースが多いです。
空家や土地であれば、取り壊してそのあとに新しい家を建てることができますし、購入者が自分の好きな用途で利用できます。
建築条件を満たしていれば、住宅ローンを利用することもできるので、購入してくれる層も増えます。
しかし、賃貸中の築古物件は、住宅ローンが使えず、基本的には現金購入となるので、購入できる層が限られます。
そのため、安く買い叩かれたり、売却さえできないこともあります。
しかし、一番の問題は、賃貸中ということで簡単に契約を解除できないことです。
日本では、賃借人は借地借家法という法律に守られており、賃貸人から簡単に契約を解除することができません。
そのため、購入してその家に住みたいと思っても住むことができない、取り壊して建て替えもできないので購入しても活用できないとなってしまいます。
●賃貸中の築古戸建を売却するには
売却が難しい築古戸建物件ですが、売却ができないということではありません。
築古戸建物件を売却する方法としては、仲介売却と買取の2種類があります。
・収益物件として売却
築古戸建を収益物件として不動産会社に仲介を依頼して売却することは可能です。
築古戸建投資が流行っていることもあり、副業として不動産投資に参入している人も多いので売却はそれほど難しくはありません。
ただ、収益物件といってもワンルームマンションのように不動産投資ローンは使えません。ので、必然的に現金購入となってしまいます。
購入者は不動産投資家ということもあり、現金購入ということでできるだけ出費を抑えたいと考えるので、収支にも厳しく、相場価格よりもかなり安い価格になってしまいます。
又、築古戸建には、現状の建築条件を満たしていない土地に建っている再建築不可物件も多く、そういったケースでは更に価格は下がります。
・買取してもらう
賃貸中の築古戸建を得意とする不動産会社も多く、弊社株式会社コーユーもそのひとつです。
収益物件として購入するしかない一般の購入者と違い、購入後に賃借人を追い出して、空家や土地として売却するノウハウを持っているので、仲介売却よりも高く購入できるケースも多いです。
再建築不可物件でも、隣家と交渉して将来的に活用方法がありそうな物件であれば、購入しくれるケースも。
●まとめ
賃貸中の築古戸建物件は、ワンルームマンションなどの収益物件と比べると売却が難しいケースが多いです。
築古戸建投資ブームもあり、収益物件として売却することは可能ですが、現金購入しかできないので希望価格で売却できないこともあります。
そういった場合は、買取してくれる不動産会社に相談するものひとつの方法です。
株式会社コーユーでは、賃貸中の築古戸建の買取を得意としており、東京23区、千葉県市川市を中心であれば対応が可能です。
他にも、古家のある土地の購入や隣の土地との境界標がない、借地権の買取なども行っています。